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2024-04

小話「しゃべる物体」 - 2016.06.13 Mon

昨晩の日記は、「明日の朝できたら小話」とか書き残したつもりが、「下書き」状態のままになってました。
たいしたことかいてなかったし、まぁいいや。
でも、言っといて上げないと気になるので小話はあげときます。

小話*しゃべる物体

「痛っ あ、ごめん」
シンがぶつかったらしく思わず謝っている。掃除機に向かって。
「…馬鹿か、お前は」
片手に開いている本から視線を動かさずにリオン。
思わずとはいえ、ふつう、物には謝らない。
「ついうっかり」
「うっかり物体にぶつかって謝る認識力が理解できんな」
「……」
それが何か抵触したらしい。
シンは掃除をする手を止め、リオンに体を向けた。
「リオン……この掃除機の声が聞こえないの?」
「は!!?」
意外すぎる切り替えしに思わずすっとんきょうな反応をしてしまう。
「それがソーディアンマスターだった人の言葉とは思えない。聞こえないだけで心があるものにそういう態度は失礼だってわかってたはずなのに」
「ちょっと待て、何の話だ」
いや、ソーディアンの話は理解できるが…
「…まさか、剣なら理解できて掃除機だと理解できないと」
「だから待て。掃除機が話すというところから整理しろ」
「……」
間があった。

「そんなわけないじゃない」

「……!!」
掃除を再開するシン。
現役で動いているオベロン社の製品は割と静音設計だ。
「あ、でも動力がレンズだから精神感応はするはずだよねー…でも肝心の高純度レンズと人格投射がないから無理か」
脳内でしゃべる掃除機の可能性について、そして、完結した模様。

「……ひまなのか?」
「ひまなの」

主に脳内が、だろう。
平和すぎるのも、問題だとなんとなくため息をつくリオンだった。


*****
掃除機に誤るだけじゃないよ。猫にも話しかけるよ!
(でも猫はちゃんと話聞いてて寄ってくるよー)

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